よく海外ドラマや映画でタクシーに乗った人物が下車するときに、「お釣りはいらないよ」といって出ていく場面がありますが、「お釣りはいりません」=「お釣りはチップです」という意味になります。
目次
「お釣りはいりません」を英語で言うと?
現金でのやりとりの際に使われるフレーズです。
実際の支払額よりも多い金額を払って、「お釣りはいりません=お釣りはチップとして取っておいてください」と言います。
英語で一般的には、
Keep the change.
丁寧に言うなら、
Please keep the change.
となります。
「change」の名詞は「お釣り」の意味を表します。「小銭」という意味もありますので合わせて覚えましょう。
また、次のような言い方もあります。
The rest is yours.
残りはあなたの取り分です。
It’s all set.
直訳)すべて完了しました。=支払い終了の意味でお釣りはいらないという意味になります。
「お釣りをください」を英語で言うと?
では、反対に、「お釣りをください」はどう言うのでしょうか?
Can I have my change, please?
お釣りをもらえますか?
というのが一番シンプルで丁寧です。
大抵は、支払いをするとお釣りとレシートを受け取るのが通常ですが、何か手違いでお釣りが渡されないときにはこのように使って下さい。
または、一度、お釣りをもらってから、その中からチップを渡したいときは、
Can you give me the change in $1 bills?
お釣りを1ドル札でもらえますか?
と言います。
Please give me $5 back.
5ドルお釣りをください(残りはチップです)
と、具体的にいくら返して欲しいのかを言ってOKです。
そして、残りはチップですという意味なります。
チップに関する常識について
チップの習慣がある国・ない国
それでは、先ほどのチップの話にもどりますが、チップの習慣がある国は、代表的なのはアメリカです。
レストランやタクシーを利用した時に、代金の10~15%をサービス料として支払います。
また、ホテルでは、荷物を運んでもらった際は、1~2ドルほどを支払います。
部屋を掃除してくれたメイドさんには、ベッドサイドのテーブルなどに1ドルほどを置いておきます。
この時は、小銭でも大丈夫です。
チップを渡すときのフレーズ=現金払い
ホテルで荷物を部屋まで運んでもらった場合は、
Thank you for your help. This is for you.
ありがとうございました。こちらをどうぞ。
と、相手の目を見ながら、チップを手渡してください。
チップの習慣がある国では、チップのことを考えて、現金は小さい金額の紙幣を持つようにしましょう。
チップの払い方=カード払い
レストランの場合は、お会計の際に、チップも含めてカードで支払うことができます。
アメリカのレストランでは、支払伝票にサインするだけでなく、食事代のトータル金額を自分で書くというシステムになっています。
伝票の食事代が記載されている下に大抵、”Tip” と書かれた箇所があります。そこに金額を記載しましょう。
そして、食事代とチップ代を合計した金額を“Grand Total”=合計金額に記入して、サインをして、終了です。
また、近年は、タッチスクリーンの場合もありますので、同じように操作してください。
少し慣れるまでは難しく感じますね。
チップ=タクシー配車アプリの場合は?
ここで最近、日本でも増えてきているタクシー配車アプリを使う場合のお話をしたいと思います。
アメリカでは、”Uber”、アジア圏では、“Grab”というタクシー配車アプリがあり、利用者が出発地点と目的地を入力して、使用します。
このアプリを使うとあらかじめ、乗車料金がわかり、支払いもアプリ上で完結します。
チップ社会のアメリカでは、Uberが稼働し始めたころは、チップは別途払う必要はありませんでした。
しかし、近年、Uberでもチップが必要だという利用者の声が広がり、乗車後にドライバーの評価をする際にチップを払うことができるようになってきたそうですよ。
まとめ
今回は、お釣りに関するフレーズやチップについて学びました。
チップの習慣がある国では、日本での支払い方法が違うので、常識として覚えておきましょう。
また海外は日本よりもキャッシュレスが進んでいます。そのことも踏まえておくと良いでしょう。
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