「give rise to」は「~を引き起こす」という意味の文章語です。
目次
英熟語「give rise to」の意味と使い方を解説
「give rise to 」の意味
「~を引き起こす」
「~の原因となる」
「give rise to」は「~を引き起こす」や「~の原因となる」という意味です。
主語と前置詞”to”の後にくる名詞との関係を見ると理解しやすいでしょう。
【1】[原因]give rise to [結果]
【2】The success of Japanese “anime” gave rise to various imitations.
(日本の「アニメ」の成功は、様々な模倣作品を生んだ)
「give rise to 」の使い方や間違えやすい所など
「give rise to」は悪い結果をもたらす場合が多い
「give rise to」の[結果]に相当する部分には、悪い結果がくることが多いとされています。
肯定的、中立的な使い方も可能ですが、「give rise to」の特徴として覚えておいてください。
【3】否定的な結果
Exposure to UV can give rise to a number of skin problems.
(紫外線に曝されると色々な肌の問題が生じる可能性がある)
【4】肯定的な結果
The internet gave rise to a number of growth opportunities in small scale business.
(インターネットは、小規模ビジネスに様々な成長のチャンスをもたらした)
「give rise to」は文章語
「give rise to」は堅い表現と言え、文章語によく見られます。
特に、自然科学系の文章に頻繁に現れます。
「生じる」と訳すと上手く行く場合が多く、また「生じる」の英訳として覚えておくべき表現です。
【5】
a) A mixture of the melanistic with the albinistic type will give rise to parti-coloured cats.
(黒猫と白猫の交雑は、雑色の猫を生じるでしょう)
b) Hemocytoblast cells are the stem cells that give rise to all the blood cells.
(血球芽細胞は、全ての血液細胞を生じさせる幹細胞である)
「give rise to 」の類語・言い換え表現を解説
「cause」を使った言い換え
「原因となる、引き起こす」という意味を持つ動詞「cause」は、文章語であり、また引き起こす出来事が望ましくない事態であるという点で、非常によく似た用法の単語です。
ただし、受動態で使われることが多いため、文の構造と因果関係の変化に注意を払う必要があります。
【6】
a)能動態:[原因] cause [結果]
b)受動態:[結果] be caused by [原因]
【7】
a) Unhealthy sleep habits may cause insomnia.
(不健康な睡眠習慣は、不眠症を引き起こすかもしれない)
b) Insomnia may be caused by unhealthy sleep habits.
(不眠症は、不健康な睡眠習慣によって引き起こされることもある)
「bring about」 を使った言い換え
「bring about(引き起こす)」も「give rise to」の言い換えに使えますが、こちらは因果関係と共に、変化が徐々に起こるような場合に使います。
【8】
a) Interest-rate cuts have brought about economic recovery.
(利率の引き下げが経済の回復をもたらした)
b) Urbanization was brought about by European colonialism.
(都市化はヨーロッパ人の植民政策によってもたらされた)
英熟語「give rise to 」のまとめ
文体的には堅い印象の「give rise to」ですが、類義語の「cause」や「bring about」と違い、受動態で使われることはほとんどありません。
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