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この日本語フレーズを英語で言うと?

「後回し」や「後回しで良い」を英語で言うと?ビジネス場面などの例文紹介

「後回し」という言葉はビジネスなど優先順位を決めたい場合など、使いたい場面が良くあると思います。

イロハ
イロハ
英語ではどのように言うのか確認していきましょう。

「後回し」を英語で言うと?

「後回し」の意味は、物事の順番を変えて先にするはずのことを後にすることです。

この意味では「put off」という熟語がよく使われます。

【1】They had to put off their departure due to heavy snow.

(大雪のため、彼らは出発を後らせなければならなかった)

時間や空間的な前後関係の他、優先順位において「後回し」にすることもあり、それは優先順位を下げることを意味します。

「後回しにする」という動詞を使わずに「priority(優先)」や、「first(第一に)」などの言葉を使い、優先順位をはっきりさせる言い方はよく見ます(【2】)。

また優先順位を下げられた方を明示する方法もあります(【3】)。

【2】Memorizing words is not exactly a top priority. Study grammar first instead.

(単語の暗記は最優先事項とは少し違う。まずは文法を勉強しなさい)

 

【3】The company put short-term gain first without paying attention to long-term profit.

(その会社は長期的な利益は後回しにして、目先の利益を第一に考えていた)

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「後回しで良い」を英語で言うと?

「後回しで良い」は、文字通りに「leave ~ till later(~は後に残しておく)」とも言えます(【4】)。

日本語とは表現方法が違いますが、「wait(待つ)」という動詞を「待ち受けている、放置される」の意味で使う「can wait」という表現もあります(【5】)。

【4】This analysis may be controversial, which we can leave till later.

(この分析は議論の余地がありますので、後ほど取り扱いましょう)

 

【5】Dinner can wait. Do your homework assignment first.

(夕飯は後回しで良い。まず宿題をやりなさい)

「後回し」、「後回しで良い」の略式(カジュアル)な言い方

「後回し」、「後回しにする」と翻訳できる表現は非常にたくさんあります。

「~は後で良い」という言い方や「まず~をすべき」といった意味の表現がよく使われます。

イロハ
イロハ
先にすべきことが重要である場合などは後者の訳し方を選ぶなど、ものごとの優先順位を意識すれば、ぴったりくる表現になるでしょう。

単純に後回しにする場合、近しい間柄なら【6a,b】と言えます。

日本語でも同様だと思いますが、目上の人には使わない方が無難です。

【6】a) I’ll do it later.
(後でやるよ)

b) Not now.
(今は無理)

俗語ではないのですが、日常会話で頻出するのが「procrastinate(先延ばしにする)」です。

ラテン語由来で格調高く聞こえますが、学生同士でも使う単語です。

本来は自動詞ですが、onやwithなどの前置詞を伴って、何を後回しにしているのか明示したり、他動詞的に直接目的語を取る用法も見られます。

【7】a) I tend to procrastinate, and end up achieving nothing on Sundays.

(日曜日にはダラダラしてしまって何も成し遂げられずに終わることが多い)

 

b) Don’t procrastinate on your paperwork.

(事務手続きは先延ばしにしないように)

 

c) Procrastinate the procrastination!

(先延ばしは先延ばしに!=先延ばしにすることをやめよう)

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「後回し」、「後回しで良い」のビジネスでの言い方

仕事の進行には、絶えず優先順位の決定が発生します。そしてそれを同僚やチームメンバーと共有することも欠かせません。

これまでみてきた「put off」、「wait」などがカジュアルな会話の時と同様に使えます。

また、個々の状況によって「後回し」に相当する表現は無数にありますので、「後回し」という日本語にこだわらず、何が優先かを分かりやすく伝えることを工夫してみてください。

ここでは、ビジネスでも使え、かつ文字通りの意味では理解がしにくい表現として「put/leave on the back burner」、「lay/leave on the table」をご紹介します。

「burner(バーナー)」は台所の調理台のコンロのことで、後列のバーナーはあまり使われないことから生まれた表現だそうです。

【8】put/leave on the back burner:後回しにする、棚上げにする

 

【9】a)We were told to put this on the back burner.

(これは後回しにするように指示された)

b)The entire project will be left on the back burner.
(プロジェクト全体が棚上げになる見込みだ)

 

【10】lay on the table:棚上げにする

 

【11】I hear Mr.Scott laid this topic on the table.

(聞くところによると、スコットさんがこのトピックは棚上げにしたそうですよ)

英語で「後回し」、「後回しにする」と伝える時に気を付けたいのは、「また今度」のような曖昧な表現を使わないことです。

「また今度」と聞くと、相手は素直にその「今度」があるものと信じて待ってしまいます。

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「今度」がいつなのか、もしくは「今度」は未定なのか、更には「今度」は無いのかどうかをはっきりと告げ、信用を失わないようにしましょう。

【12】Could we skip this item now, and take it up at our next meeting?

(この項目はいったん飛ばして、次回のお打ち合わせで取り上げたいのですが)

 

【13】We can deal with this at a later stage.

(これはもっと後の段階で話し合いましょう)

 

【14】I’m afraid that is not relevant to this discussion.

(それはこの議論とは関係がないのではないかと思います)

「後回し」、「後回しで良い」まとめ

「後回し」は物事の優先順位の変更だととらえると、自由な表現の幅が大きいことがお分かりいただけたかと思います。

熟語を一つ選ぶならば、「put on the back burner」は、人間関係で後回しにされたと感じた時にも使えて便利です。

イロハ
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