英語圏ではよく人を褒めている印象、ありませんか?
「その服、似合ってる!」や「あなたを誇りに思うわ」など、日本語では頻繁に言わないことです。
目次
褒めるのに使える単語、基本パターンの例文
褒めるための単語
まずは一番簡単な、一言で褒められる単語を見てみましょう。
咄嗟に気が利いた表現はできなくても、褒めている気持ちが伝わるに越したことはありません。
【1】Great!
(素晴らしい!)
【2】Nice!
(いいね!)
【3】Amazing!
(すごい!)
【4】Incredible!
(信じられない!)
褒めるための基本パターン
Nice ~
「素敵な~」と褒めているものが具体的に分かる表現です。とても短いので、ちょっとした一言を付け加えるのも良いでしょう。
【5】a) Nice sweater!
(素敵なセーターだね)
b) Nice sweater, is it new?
(素敵なセーターだね、新しく買った?)
c) Nice sweater, I suppose you got in Paris?
(素敵なセーターだね、パリで買ったの?
I like/love ~
とてもシンプルですが、非常によく使う表現です。
I really like/love~のように、それほど意味のないreallyが付け加えられることも多くあります。
物だけでなく、人の内面を褒めることも可能ですので、色々表現してみてくださいね。
【6】I like your shoes.
(その靴、いいね)
【7】 I love the way you put it.
(あなたの表現の仕方、すごく好き)
【8】I really like your positive attitude.
(あなたの前向きなところ、いいと思う)
ビジネスで褒める場合
ちょっとした会話でも褒めることが重要なのは最初に書いた通りですが、さらに褒めることが必須になるのは言いにくいことを言う時です。
実質的に相手の意見を全否定する場合でも、褒め言葉から始めて語調を和らげると相手を尊重する気持ちが伝わり、受け入れてもらいやすくなるでしょう。
仕事について褒める時
仕事上で褒めたい場合は相手との関係によって言い方が変わってきます。
同僚や後輩、部下相手ならば【9】と軽く言っても構いません。
【10】は部下相手なら”Well done”と省略することもできます。
【9】Good job.
(よくやりましたね)
【10】This is really well done.
(素晴らしい出来ですね)
【11】The work you did on the project was outstanding.
(あなたの子のプロジェクトでの働きは抜きんでていました)
上で見たgreatなどの程度を表す形容詞をgoodの代わりに使い、褒め方の種類を増やすことができます。
例えば目上の方を褒める場合には、分不相応に上から見ているようになってはいけませんので、感謝や、素晴らしさを文で表現する手法が必要になります。
【12】Thank you for your help.
(お力添えありがとうございました)
【13】I learned so much from you. I hope I can do it like that from next time on.
(大変勉強になりました。次回からはそのように出来たらと思っております)
さて、時には努力に結果が伴わないこともあります。そんなときでも努力を誉めることはできます。
こちらはビジネスに限らず使えますね。
【14】Good hustle!
(よく頑張ったよ)
褒めることで語調を和らげる
相手にとって嬉しくないことを言わなければならない時こそ、まずは褒めて感じの良い言い方を心がけましょう。
もちろん、最初に褒めたから、後はyou are wrongなどと言っても構わないなどということはありません。全体的に直截的な批判は避けます。
【15】Your opinion has always been useful, but we should get back to the main topic.
(ご意見はいつも役に立っております。ですが、本題に戻りたいと存じます)
【16】Overall, it’s a good analysis, but it seems that you have misread the figure.
(全体的に良い分析なんだけど、数値の読み間違いがあるようだよ)
スラングで褒める
Great!やawsome!など、単語だけの褒め言葉は口語的表現です。
しかし、さらに俗語的であるスラングは、元の単語からは褒めていると推測しにくいかもしれません。
【17】That’s neat.
(それはいいね)
【18】Crazy!
(スゲー!)
【19】Sick!
(超スゲー!)
【20】Fly!
(マジかっこいい)
すごいことをした人を褒める時は、killやsmashを使いますが、これらも元の単語からは褒め言葉とは思いつきませんね。
覚えてしまいましょう。
【21】You killed it!
(サイコーだったよ)
【22】You smashed it.
(上手かったよ)
ネットスラングでは、thnxなどと同じように、読みを取って綴りを減らすことがあります。
【23】gr8 (=great, gr+eight)
(すごい!)
【24】rox(=rocks)
(イカしてる)
子どもを褒める
子どもを褒める時に難しい言葉は必要ありません。
「褒めるのに使える単語、基本パターンの例文」で挙げたような言葉で十分通じます。
幼稚園ぐらいの小さな子供なら、superheroやその時その子の好きなヒーロー名を入れても喜ぶでしょう。
【25】You are a superhero!
「あなたってスーパーヒーローね!」
ご自分のお子さん相手でしたら、「さすが我が子!」という言い方もできます。
ただし、友人同士でも使うことのある言い方ですので、大人が言われていても驚かないでくださいね。
【26】You are such a sharer! That’s my boy/girl!
(きちんと分け合えてえらい!さすが我が子!)
また、定番の「あなたを誇りに思う」も日常的に使います。
日本語では滅多に言いませんし、言われることもない表現ですが、英語ではそれほど深刻な意味を持たずに使われますので、大会で優勝した、勉強で全国1位を取ったなどの輝かしい成果を上げなくても使って構いません。
【27】You did a great job cleaning your room! I’m so proud of you!
(部屋のお片付け、よくできたね! 偉かったね!)
【28】You are an amazing brother/sister! I’m so proud of you!
(素晴らしいお兄ちゃん・お姉ちゃんね! すごいね!)
英語で褒める場合のフレーズ まとめ
英語で「褒める」時に特徴的な表現をご紹介しました。
褒め言葉は使いやすいですが、気持ちがこもっていないように受け取られる場合もありますので、出来る限り具体的に評価している点を述べるようにして下さいね。
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