いろいろな場面で、「もしかして…」と言いたいことはありますね。
しかし日本語の「もしかして」とは違って、英語の場合はその時々に応じていろいろな表現で言い表します。
目次
- 1 「happen to~」を使って「もしかして」を表現
- 2 「may be」「maybe」「possibly」を使って「もしかして」を表現
- 3 「by any chance」を使って「もしかして」を表現
- 4 「Could it be that…」を使って「もしかして」を表現
- 5 「Did you mean…?」を使って「もしかして」を表現
- 6 「It’s just my guess, but I think…」を使って「もしかして」を表現
- 7 「I might be wrong, but I think…」を使って「もしかして」を表現
- 8 「If I’m wrong I’m sorry, but…」を使って「もしかして」を表現
- 9 まとめ
「happen to~」を使って「もしかして」を表現
例えばミーティングがもうすぐ始まるのに、同僚が他の同僚とぎりぎりまでおしゃべりをしていて、ミーティングの時間を忘れているようなとき。
Ex: Ah…do you know when the meeting starts?
(えーと、ミーティング、いつ始まるか知ってます?)
とダイレクトに聞いてしまうと、なんだかとげとげしい印象になってしまいますね。
Ex: Ah…do you happen to know when the meeting starts?
(えーと、もしかして、ミーティングいつ始まるか知ってます?)
happen toを使うことによってダイレクトに聞くよりも少しソフトな印象になります。
「may be」「maybe」「possibly」を使って「もしかして」を表現
「もしかして」というより「もしかすると」と、自分の推測について話す表現ですが、このように使います。
Ex: This way may be right.
Ex: Maybe this way is right.
Ex: Possibly this way is right.
(もしかするとこの道が正しいのかもしれない)
maybe とpossiblyは副詞なので文頭に置いて使います。
may beは助動詞+動詞なので注意して下さい。
「by any chance」を使って「もしかして」を表現
特に相手に本当かどうか、可能性があるかどうかをたずねる文で使います。
Ex: Are you in love with him, by any chance?
(もしかして彼を愛しているの?)
Ex: Are you Mr. Tamura, by any chance?
(もしかして田村さんでしょうか?)
「Could it be that…」を使って「もしかして」を表現
こちらも「もしかして、…ってあり得る?」と可能性をたずねるときに使う表現です。
少し固めの言い方になります。また話し手の確信度は低めで、「万一」感が強いです。
A: Could it be that he talked to someone?
(もしかして彼が誰かに話したってあり得る?)
B: Umm…I don’t think so…he is not those kinds of people.
(うーん、僕はそうは思わないけど…彼ってそういう人じゃないしね)
「Did you mean…?」を使って「もしかして」を表現
相手の発言に対して、しばらくしてから発言の意図に気づいたり内容を理解したりして、それを確認する表現です。
A: Wait…did you mean you loved her?
(もしかして彼女のこと好きだった?)
B: No, no, no, I didn’t say like that! She is just my friend.
(いやいやいや、そんな風に言ってないでしょ!彼女はただの友達だよ)
did you meanは直訳すると、「あなたは…を意味していたの?」となりますね。
ですから相手の発言を「こういう意味?」と確認する、つまり「もしかしてだけどこういうこと?」というニュアンスになるわけです。
「It’s just my guess, but I think…」を使って「もしかして」を表現
「guess」は推測の意味です。根拠はないけれどもなんとなくそう思うという意味があります。
ですから「当てずっぽうかもしれないけど、もしかして…」という気持ちを表現できます。
Ex: It’s just my guess but I think he is still sleeping in his bed…
(もしかして彼ってまだ寝てるんじゃ…)
待ち合わせ場所に現れない理由を推測しています。
ちょっと言いにくいことなどの前置きに使いやすいですね。
「I might be wrong, but I think…」を使って「もしかして」を表現
「間違っているかもしれないけど、もしかして…」という表現です。
自分の間違いを意識しつつなので、かなり控えめな意見の言い方になるでしょう。
Ex: I might be wrong, but I think this translation is incorrect.
(間違っているかもしれないけど、この翻訳は不正確だと思う)
「If I’m wrong I’m sorry, but…」を使って「もしかして」を表現
こちらも自分が間違っていたら、さらに先に謝りつつ意見を言っていきます。
とても言いにくいことを確認したいときにこんな風に言うとソフトな印象ですね。
「もし違っていたら申し訳ないんだけど…」という意味です。
Ex: If I’m wrong I’m sorry, but did you get a divorce?
(もし違っていたら申し訳ないんだけど…離婚した?)
まとめ
「もしかして」の気持ちを表現するフレーズ、たくさんありましたね。状況に応じて使い分けていきたいものです。
しかしネイティブの人は実のところ、あまり回りくどく言ったりせず、声のトーンを落としたり、表情で「もしかして」の意図を出す場合が多いです。
元気に「会社首になったの?」と聞くのと、こっそりと「会社…首になったの?」と聞くのとで印象が変わるように、直接「Ah…did you get fired?」と言う人も多いでしょう。
またスラング的な表現も、強いて言うなら「もしかしてとかそういうめんどくさいことは言わない」が正解かと思います。
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